膝関節痛の総合ページです。
膝関節痛を中医学の薬で根本治療します。
記事担当の後藤です。
「膝痛で大変お困りと存じます。
いろいろ試してもうまくいかず、悲惨な状況になる人もいます。
腰と膝が両方とも痛くなる人もいます。」
「中医学の根本治療をご紹介します。
下記に中医学の情報を書きます。」
膝痛の原因・メカニズム---参考:中医内科学
原因1)外邪侵襲
大気の影響の中で「湿邪」が体に入り腰痛になっている人が多い。
湿でも風湿、寒湿、湿熱によって違いが有ります。
労働で汗を大量にかいたり、暴雨にあたったり、体が水に浸かったりしたが、湿った衣類を着たままだった。
汗が出た時に風にあたり寒さを感じた。
夏の湿熱が体に入った。
このような事が原因となり、
①湿が腰に溜まってるいる。
②湿が経脈(経絡・血脈)の流れを阻害し腰痛になった。
原因2)瞬挫打力
打撲、転倒、姿勢・体位が原因で瞬間的に腰に力が入り、
膝の経絡(気・血の通り道)を傷め、腰に気・血が回らなくなった。
その影響で腰痛になった。
原因3)年老久病
①高齢で腎気が衰弱し、血が損傷・消耗している。
②腎の先天の稟腑が不足している。
③仕事のし過ぎ。
④多くの慢性病が長く続いた。
などで腎を損傷し、経絡で気・血が通らなくなりして腰痛になった。
人体には気のエネルギーが有ります。
血は気が機関車役で体内を回っています。
しかし「血も気も」両方が虚弱な状態なので体内に血が回りません。
血の流れが悪くなり経絡(血の通り道)で血が停滞します。
血が来ないので関節付近が腫れ痛みが出ます。
これが「血・気」両方が虚弱による膝関節痛です。
原因⑤ 風・寒・湿が体に侵入した。
気候の影響を大変多く受けた病気です。
気候の中でも「風・寒・湿」が体内に侵入した病です。
風と寒が湿を固まらせ痰を作ります。
痰が経絡に侵入し血を冷やし血の流れを止め、関節が腫れ痛みが出ます。
これが「風・寒・湿」が侵入した事による関節リウマチです。
原因⑥ 風・湿・熱が体に侵入した。
気候の「風・湿・熱」が体に侵入しました。
湿が熱で煮詰められ、濃い痰になります。
痰が経絡に侵入し血の流れを止め、関節が腫れ痛みが出ます。
これが「風・寒・熱」が侵入した事による関節リウマチです。
膝関節痛の治療-----参考:中医内科学
1)風寒湿痹証の治療
風寒湿邪が経絡(気・血の通り道)に滞留している。
膝関節につながる経絡が閉鎖され気血が通れないので膝関節痛になった。
①風を取り除く治療をします。
②寒を散らす治療をします。
③湿を取り除く治療をします。
④経絡の通りをよくする治療をします。
2)寒熱錯雑証の治療
寒鬱で熱が出ている、あるいは経絡に熱が溜まっている。
膝につながる経絡が詰まって気血が流れなくなり膝関節痛になった。
①経絡を温める治療をします。
②寒さを散らす治療をします。
③熱を清める治療をします。
④湿を取り払う治療をします。
3)風湿熱痹証の治療
風湿熱邪が経脈を塞いでとどまっています。
経脈が塞がれ気血が流れる事が出来ない為、膝関節痛になっています。
①熱を清める治療をします。
②経絡の通りを良くする治療します。
③風を取り除く治療をします。
④湿を取り除く治療をします。
4)気血虚痹証の治療
風寒湿邪が長く経絡に留まっている。
気血が損傷し弱っている。
膝につながる経絡が栄養されないために膝関節痛になった。
①気を益す治療をします。
②血を養う治療をします。
③営気を和らげる治療をします。
④経絡の流れを良くする治療をします。
5)痰瘀痹阻証の治療
痰と瘀血が互いに絡んで固まっている。
絡まった痰と瘀血が筋肉にとどまっている。
膝につながる経脈が塞がれ膝関節痛になった。
①痰を溶かす治療をします。
②瘀血を溶かす治療をします。
③痛みや痺れを取り除く治療をします。
④経絡の通りを良くする治療をします。
6)肝腎虚痹証の治療
肝腎が力を失い、筋・筋肉が栄養を失い、膝関節痛になった。
①肝の力を養い補う治療をします。
②腎の力を養い補う治療をします。
③経絡の流れを良くする治療します。
④痛みを止める治療をします。
医薬品が大事です。
中医学の歴史は長く、2000年前の医学書「内経」が出た時代にはすでに非常に優れた薬が多くありました。
それ以降、多くの大医学者をはじめ、多くの医師が様々な医薬品を開発して来ました。
大病院では医療用だけで現在は9000種類を越しています。
薬草による薬の種類としては飛び抜けて世界一です。
薬は医師の診断と処方が必要です。
この治療に使う薬は中医学の大病院に有ります。
医師の診断・処方をすれば病院は薬を出します。
非常に難しい判断が必要ですので名医と呼ばれる上級の医師の診断が必要です。
写真は参考です。
どの薬を使うかは、それぞれの人により大幅に異なります。
それほど細かく薬を組み合わせます。
それ以外にも薬局用も多種あります。
これほどの種類を作るのに中医学は4000年を費やしています。
五臓六腑が原因になっている事が多く、血・津液の問題など全身的な問題ですので、特に優秀な中医師の診断・指導が必要です。
中医学は世界で最も歴史がある医学です。
紀元前200年の国が編纂した医学書「内経」では、腰痛が腎と関係している事を詳しく説明しています。
(内経は本来は黄帝内経が正式な名前ですが、中医師は簡略して内経と呼びます。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/黄帝内経
https://baike.baidu.com/item/黄帝内经/97915
中医学は腰痛と「腎・気・血・湿」をセットで治療する事ができます。
優秀な中医師なら正確な診断・治療が可能です。
膝関節痛の治療、重要ポイント
腎を治療して膝痛を解消する治療は中医学・大病院がしています。
腎の状態が色々ですから、腎の薬も多種有ります。
腎の状態に合わせて薬を選びます。
ちょうど合わないと腎は良くなりません。
これは薬剤師では判断出来ません、医師の仕事です。
大病院の医師が処方しないと使えない薬だからです。
下記写真は中医学の大病院、薬の窓口です。
実際に行った時の写真です。
膝関節痛の治療の大事な点
既にあれこれ治療したと思います。
一向に良くならない、あるいは何かの治療で一時的に軽くなったが、短期間しか持たなかった。
これは根本治療をしていないからです。
膝通の治療で根本治療が出来るのは、中医学の薬による治療です。
上のページで説明しましたように、「湿熱・寒湿・瘀血・腎虚」を根本治療することは中薬による治療が出来ます。
中医学で良くなったら心掛ける大事な点
膝が痛いのに庭仕事などを続けると、また悪くします。
膝通だけの問題では無く、誰でも年齢と共に体の使い方を変える必要が有ります。
仕事中心では無く、健康中心の生活に変える事が大事です。
日本人の知らない優れた医療---中医学
日本では中医学は知らない人がほどんどです。
しかし中医学を知っている方が絶対に得です。
なぜなら中医学があなたの健康を守ってくれるからです。
世界最先端の治療---中西医結合医学
中医学の「膝関節痛」の治療は世界でも最先端を行っています。
「膝関節痛」を実際に診断して見ると、体の状態は人により様々です。
ですから治療方法もそれに合わせて違います。
特に優れている方法は
1)「中医学」だけで治療する方法と
2)「中西医結合医学」の二つ有ります。
診断して見ると中医学だけで治療した方が良いケースも有ります。
西洋薬を副作用の出ないように使う「中西医結合医学」
普通、西洋薬は副作用が有ります。
中医学の医師と言っても実際は西洋薬のプロです。
医師によっては中医学の医師免許と西洋医学の医師免許を持っている場合も有ります。
中医学の大学、大病院、中医学会はこの70年間、西洋医学を非常に詳しく研究しています。
西洋薬をどうすれば副作用が出ないか、その方法を研究して来ました。
その研究の成果が「膝関節痛」の治療でも出ています。
「膝関節痛」の治療---実例---「中西医結合医学」
1)「膝関節痛」は原因の種類が多い。
このページの最初の方で原因や状態を説明しています。
これに対する治療をします。
治療は2種類有ります。
①中医学の薬-----以前は中医学の薬だけで治療していました。
②中西医結合医学-----現在は中医学の薬を中心に、一部を西洋薬で治療する事が多くなっています。
2)薬は分担した役目が有ります。
西洋薬は対処療法に能力が有ります。
中薬は根本治療に能力が有ります。
つまりこの特徴を生かす治療の方法です。
根本治療は時間が掛かります。
その間に症状をできるだけ軽くしておく方が良い。
その為に西洋薬を使うケースが多く有ります。
西洋薬で症状を抑えて、その間で中薬で根本治療をします。
「中西医結合医学」で使っている西洋薬は規格が違います。
中薬と組み合わせると非常に効果が良いように規格された作りになっています。
あるいは中薬との相性が良いものを選んでいます。
ですから同じものが有るから〜と思っても実際は違います。
治療は薬の規格、組み合わせで効果は大きく違って来ます。
また西洋薬を使うタイミングが違います。
もちろん飲む量も違います。
ですから全ての薬は必ず中医師が指定する物を使い、医師の指示するタイミングで飲みます。
3)「膝関節痛」とは別の病気を持っている人。
① 別の病気が「膝関節痛」の原因になっている人が多い。
②「膝関節痛」から別の病気に発展している人もいます。
かなりの人がこの状態です。
中医学・中西医結合医学では、このような病気や不調も同時に治療します。
この場合、「膝関節痛」だけで無いので、場合によっては治療期間が長くなります。
しかし根底から治療できる可能性が多いので、じっくり取り組む事が大事です。
長年の不調から脱出する大きなチャンスです。
中国医療機関のネットの参考情報
中国の病院が「膝」をどのように判断しているか、下記のサイトをご覧ください。
https://baike.baidu.com/item/膝关节病
色々ありますが、この医療機関の資料は詳しく書いていますので、お勧めします。
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